Läpisenra;

ホワイトビアード

Scolopendra sp.

ホワイトビアード

生息地

ベトナム中部(推定)

生息環境

地中〜地表、熱帯山地林・雲霧林(標高500〜1500m)

推奨温度

23〜26℃程度

※推測生息域はiNaturalist記録・飼育情報・地形データをもとにした仮説です。確定的な分布境界ではありません。

white beard の名は、白〜クリーム色を帯びた触角に由来します。頭部は臙脂色、背甲は赤銅色から濃褐色へと深みのある色合いをしており、脚はオレンジ〜赤。
全体的に重厚感のある配色で、大型個体になるほどその存在感が増します。

iNaturalist の記録を追うと、北はベトナム中部のバックマー国立公園 (Thua Thien Hue 省) から、Gia Lai 省 K'Bang 地区、Lam Dong 省 Bi Doup Nui Ba 国立公園周辺を経て、南は Binh Phuoc 省 Bu Gia Map、Tay Ninh 省へと、南北およそ 800km にわたって記録が点在しています。
いずれもチュオンソン山脈 (Annamite Range) の山地林沿いに並んでおり、この山脈の森林がつなぐ形で分布域が広がっている様子が見て取れます。

バックマー山塊での記録は標高 500~1450m の霧がかかるような湿った森林帯に集中しています。一方で Tay Ninh 省の記録は標高 100~400m の平野に近い丘陵地帯で、思いのほか低い場所にも生息していることがわかりました。
飼育下で 23〜26℃ を好み高温にやや弱いという感覚とも、山地寄りの種という性格はよく合っています。

飼育してみると、まず落ち着きのなさが印象に残ります。幼体はケースのフタを開けるだけで激しく暴れ、小さいうちは少し潔癖なところがあるのか、環境が気に入らないと落ち着かない様子を見せます。
成長するにつれて多少はましになりますが、フタを開ければ絶えず動き回るのは変わりません。写真撮影はかなり骨が折れ、じっとしている瞬間をひたすら待つ忍耐勝負です。深度合成での撮影は至難の業です。
その分、よく食べてぐんぐん大きくなる様子は見ていてとても楽しく、最大では全長 28cm を超える記録もあります。飼い込む楽しみが大きい種です。

飼育温度は 23〜26℃ を目安にしています。日本の夏場はエアコン管理が前提になると思います。
床材はヤシガラを使い、潜れる深さ を確保しています。湿度は高めを意識して床材の下層をしっとりさせた状態を維持しますが、蒸れるとよくないので通気は確保してください。

ケースは体長の 2~3 倍程度の床面積を目安に選んできました。樹皮や鉢皿を隠れ家として入れると多少は落ち着きますが、本種はとにかく落ち着きがない種です。
幼体のうちはフタを開けるだけで激しく暴れますし、小さいうちは少し潔癖なところがあるのか、環境が気に入らないとなかなか落ち着かない印象があります。
成長すると多少はましになりますが、それでもフタを開ければ絶えず動き続けます。

給餌はコオロギ・デュビア・冷凍マウスなど、一般的な餌であれば何でもよく食べます。食欲は旺盛で、しっかり食べ込むとぐんぐん大きくなるのが目に見えてわかります。
デカくてよく食う、というのが本種の飼育していて一番楽しい部分だと思います。給餌間隔は 2~4 週に 1 度程度を目安にしていますが、成長期は気持ち多めに与えてもいいかもしれません。

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